米Twitterは6月20日(現地時間)、動画や画像向け機械学習技術を手掛ける英Magic Pony Technologyを買収したと発表した。買収総額などの詳細は公表していない。Magic PonyのチームはTwitterのロンドンオフィスで同社のディープラーニングチームに合流し、動画関連の機械学習技術の開発を続ける。
Magic Ponyは2014年創業のロンドンに拠点を置く非公開企業。機械学習ベースの動画圧縮や画像加工技術を手掛ける。共同創業者でCEOのロブ・ビショップ氏(26)は米Financial TimesのTop 10 Technology Entrepreneurs under 30 in Europeと米Forbesの30 Under 30 European Technology Entrepreneursに選ばれている。同氏を含む11人の従業員が博士号を持ち、企業として機械学習関連の多数の特許を保有する。ビショップ氏はTwitterの本社勤務になる。
MIT Technology Reviewによると、Magic Ponyは低解像度の画像や動画を機械学習技術でシャープでクリアな品質に変換する技術を開発している。
Twitterのジャック・ドーシーCEOは公式ブログで「Magic Ponyの技術はTwitterのライブとビデオサービスを強化し、Twitterのわくわするクリエイティブな可能性を広げる」と語った。
Twitterは米Facebook同様に動画に注力している。Magic Ponyの技術は、同社のライブ動画アプリ「Periscope」でユーザーが撮影するスマートフォンからのライブ動画の品質向上などに役立ちそうだ。
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