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滋賀の伝統的な盆踊り「江州音頭」をボカロ曲に 盆踊りならぬ「盆ダンス」7月開催へ

» 2016年06月28日 17時56分 公開
[太田智美ITmedia]

 滋賀の伝統的な盆踊り「江州音頭」をVOCALOID曲にアレンジしたダンスイベント「江州盆ダンス」が、「びわ湖大津マザレ祭り」(7月29〜30日、大津市)で開かれる。イベント実行委員会は現在、楽曲、歌い手、踊り手を公募している。


ボカロ版「江州音頭」

 ボカロ曲の歌い手やDJとして活躍している滋賀県出身ミュージシャン・kradnessさんを中心とした「盆ダンスユニット」が、公募した盆ミュージックを披露し、やぐらを囲む参加者たちと一緒に踊るというイベント。当日の様子はミュージックビデオ化し、YouTubeやニコニコ動画などで発信するという。

 現時点では、盆ダンスユニットのメンバーや楽曲は未定。歌い手と踊り手は、公開されている課題曲から「歌ってみた」「踊ってみた」動画を作成した人の中から審査する。


ボカロ版「江州音頭」

 公募曲の条件は、オリジナル曲であること、DTM/DAWとVOCALOIDを用いていること、江州音頭の囃子「そりゃよいとよいやまかどっこいさーのせー」と、イベント名にもなっている「MAZARE(マザレ)」のフレーズが必ず入っていること、近代的・近未来的な斬新で親しみやすい楽曲であること――など。応募期限は楽曲が7月11日まで、歌い手と踊り手は7月18日まで。

 伝統文化から徐々に離れつつある若者へ向けた取り組み。今回を皮切りに、今後も若者に向けた参加型ダンスイベントとして毎年開催を目指すという。

太田智美

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