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世界スマートウォッチ出荷、「Apple Watch」減速で初の前年同期比減──IDC調べ

» 2016年07月22日 13時11分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米調査会社IDCは7月21日(現地時間)、第2四半期(4〜6月)の世界におけるスマートウォッチ市場に関する調査結果を発表した。総出荷台数は、同社がスマートウォッチの調査を開始して以来初の前年同期比減となった。

 総出荷台数は前年同期比32%減の350万台。IDCの調査では、スマートウォッチはサードパーティー製アプリを稼働できる端末となっており、Jawboneなどのフィットネス機能のみのウェアラブルバンドは含まない。

 メーカー別ランキングでは米Appleが首位を守ったが、同社の「Apple Watch」の出荷台数は前年同期比56%減の160万台で、シェアは25ポイント減の47%だった。前記の45.7%からはやや回復している。

 idc 1 メーカー別シェア推移(資料:IDC)

 Appleは今秋に新OS「watchOS 3」をリリースすると発表しており、これに合わせて次世代モデルを発売するとうわさされている。

 シェアランキング上位5社中、出荷台数が減ったのはAppleのみだった。2位の韓国Samsung ElectronicsはTizen搭載でスマートフォンとの連係を必要としない「Gear S2」が好調だった。

 idc 2 第2四半期の世界スマートウォッチ出荷ランキング(資料:IDC)

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