米Googleの自動運転車プロジェクト(現在は持株会社Alphabet傘下)の責任者を務めるクリス・アームソン博士は8月5日(現地時間)、同職を離れると自身のMediumで発表した。
退社の理由や今後の予定などについては触れておらず、「プロジェクトは能力のある人々に任せることができた」とし、「もし別の夢中になれるプロジェクトを見つけられたら、2回めの幸運になるだろう」とだけ語っている。
アームソン氏は、Googleが2010年に自動運転車プロジェクトを発表するより前、2009年に立ち上げメンバーとしてGoogle入りした同プロジェクトの中心人物の1人。プロジェクトの初代責任者であるセバスチャン・スラン氏が2014年に退社した際、後を継いだ。前任者のスラン氏は現在、教育サービスのUdacityの他、飛行自動車企業Kitty Hawkの社長も務めている。
同プロジェクトの7月の月例レポート(リンク先はPDF)によると、現在このプロジェクトで公道を走行している自動運転車は58台で、自動運転での走行の累計距離は約184万マイルとなっている。
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