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Android、OS別世界スマートフォン出荷シェアで過去最高の88%に──Strategy Analytics調べ

» 2016年11月04日 13時02分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米調査会社Strategy Analyticsが11月3日(現地時間)に発表した第3四半期(7〜9月)の世界におけるスマートフォン出荷調査によると、OS別でAndroidのシェアが過去最高の88%になった。

 総出荷台数は6%増の3億7540万台。インドや南アフリカなどの新興国市場での需要が成長を支えたという。

 Androidのシェア増には、米AppleのiPhoneの、中国およびアフリカでの販売減速が貢献したとStrategy Analyticsは分析する。BlackBerryとMicrosoftのWindows Phoneは戦略変更でほぼ消えてしまい、一方、Tizenなどの新興OSは搭載端末が増えず、伸びていない。

 iphone iPhone 7

 ただ、Android端末は飽和状態で収益を上げられているメーカーは少なく、また、米Googleがオリジナル端末「Pixel」および「Pixel XL」を発売したことは、これまで協力してきたパートナーメーカーに対する攻撃になっており、これらはAndroidにとっての課題となっていると、Strategy Analyticsは指摘する。

 pixel Googleのオリジナル端末「Pixel」
第3四半期のOS別世界スマートフォン出荷ランキング(単位:百万台)
順位 OS 2015年Q3出荷台数 2015年シェア(%) 2016年Q3出荷台数 2016年シェア(%) 成長率(%)
1 Android 298.9 84.1 328.6 87.5 10.3
2 iOS 48.0 13.6 45.5 12.1 -5.2
3 その他 8.2 2.3 1.3 0.3 -84.1
合計 354.2 100.0 375.4 100.0 6.0
(資料:Strateby Analytics)

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