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“印刷して貼るメイク”パナソニックが開発 その貼り心地は――実際に体験してきた(2/4 ページ)

» 2016年11月18日 06時00分 公開
[片渕陽平ITmedia]

 見つけたシミを隠すために、専用のプリンタがユーザーごとに合ったメイクアップシートを印刷する。メイクアップシートは、外科手術などで内蔵の癒着を防ぐために用いる「ナノシート」の上に、ファンデーションのような化粧顔料を塗布したものだ。シートの印刷には、有機ELテレビの表面にフィルムなどを印刷する同社の技術を転用したという。

 早速、印刷されたシートを貼ろうと思ったところ、現時点では顔料をシートに定着させるために、1日ほど自然乾燥させる必要があるという。今回は、事前に用意されたシートを貼ってもらうことにした。

photo 印刷に使うナノシート
photo 専用のプリンタがシートを印刷
photo 化粧顔料をプリントしたメイクアップシートが完成

 貼るときは、専用のカップの内側にシートを敷き、水をよく吹き付けてから頬にカップごと密着させる。貼った直後は、濡れたタオルを顔にのせたような、ひんやりとした感触がしたが、すぐに水分が蒸発し、肌になじんだ。数分後には違和感も消え、貼っていることを忘れるほどだった。

photo 水をよく吹き付ける
photo 専用のカップを使い、顔にぺたり
photo すぐに肌になじみ、数分後には違和感も消えた
photo よく見ると肌とシートの薄い境界線が分かるが、ファンデーションで隠してしまえば「見ても分からないほどになる」という

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