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Google、「Google Cast」を「Chromecast built-in」に改称へ

» 2016年11月24日 09時37分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Googleが、メディアストリーミング関連のブランドを再編集していることが米The Varietyの11月22日(現地時間)の記事で明らかになった。

 Googleは23日、Varietyに対し「ユーザーが親しんできた技術を認識できるように、『Google Cast』を『Chromecast built-in』に改称していく。公式には2017年に新ブランドに統一する」と変更を認めている。

 同社は2013年に発売した初代「Chromecast」から、テレビなどに接続して使うPCや端末の画面をキャストするアプリもChromecastと呼んでいたが、今年の3月、この技術がChromecast以外の、「Android TV」採用サードパーティーテレビなどでも使われることから、アプリ名を「Google Cast」に改称した。

 cast 1 現行のChromecast(ハードウェア)

 さらに6月には、「Google Home」の米国での発売に合わせ、アプリ名を「Google Home」に改称した。

 アプリ名がまたChromecastになるかどうかは不明だ。少なくともこれまで「@googlecast」だった公式Twitterアカウントは22日に「@Chromecast」に変更されている。

 また、Google Castのページには「Google Cast──Chromecast built-inとしても知られる──は、お気に入りのエンターテイメントやアプリを、スマートフォン、タブレット、ノートパソコンからテレビやスピーカーに直接キャストできるようにするテクノロジーです。」と「Chromecast built-inとしても知られる」という1節が追加されている(本稿執筆現在、日本語版にはまだ追加されていない)。

 cast 2 Google Castのページ

 Googleは、10月に発売した「Chromecast Ultra」から製品にChromeのロゴを付けなくなるなど、Chromeブランドのプレゼンスを減少させているが、Chromecastの売り上げは順調なのでこのブランドは生かすことにしたようだ。

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