マルチメディア関連の仏非営利団体VideoLANは11月25日、マルチフォーマット対応の無料動画プレーヤーアプリ「VLC」を360度動画に対応させたと発表した。
まずはWindowsおよびMac版のテクニカルプレビューを専用サイトからダウンロードできるようにした。
この機能は次期版である「VLC 3.0」に正式搭載される見込みという。ロードマップによると、11月30日リリースの予定だ。デスクトップ版は、動画視聴の視点をマウスとキーボードでコントロールできる。
Android、iOS、Xbox One版VLCでも同機能を利用できるようになる。モバイル版では、動画内のナビゲートに端末のセンサーを利用する。
2017年中には、「HTC Vive」、米Googleの「Daydream View」、「Oculus Rift」、米Razerの「OSVR」などのVR HMDでも利用できるようになる見込みだ。
将来的には、“ヘッドトラッキングヘッドフォン”を含む3Dオーディオ再生もサポートするとしている。
この機能は、仏360度イメージ技術企業GIROPTICの協力で実現した。同社は360度写真/動画撮影カメラ「360cam」を499ドルで販売している。専用サイトからは、GIROPTICが提供する360度のサンプル写真/動画をダウンロードできる。
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