ITmedia NEWS > 社会とIT >

自動運転車の公道走行ルール緩和 ハンドルやブレーキペダル省略可能に 国交省

» 2017年02月09日 22時20分 公開
[ITmedia]

 国土交通省は2月9日、ハンドルやブレーキペダルがない自動運転車が公道を走行できるよう、道路運送車両法に基づく保安基準を改正した。一定の安全確保措置を満たした車両であれば、地方運輸局の認可を条件に、ハンドルやアクセル、ブレーキペダルなどの装備を省略した状態でも公道走行が可能になった。

photo ディー・エヌ・エー(DeNA)の無人運転バスを使った交通サービス「Robot Shuttle」(ロボットシャトル)

 速度制限や走行ルートの限定、緊急停止ボタンの設置といった安全確保措置を条件に、ハンドルやアクセル、ブレーキペダルなど、通常の自動車に必要な装備を省略した車両でも公道走行を認める。

 改正により自動運転車サービスの公道実証実験を進める狙い。政府は2016年5月にまとめた「官民ITS構想・ロードマップ2016」で、2017年をめどに限定地域で無人走行車サービスの実証実験を行う予定としている。

photo

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.