独Mercedes-Benzは、米ラスベガスで開催された家電見本市「CES 2017」(1月5〜8日、現地時間)に、運送業者向け宅配用バンのコンセプトカー「Vision VAN」を出展した。荷台部分をロボット化して荷物取り出しを効率化し、天井部分には配達用ドローンの基地を設置するなど、未来の宅配用車両のアイデアを盛り込んでいる。
荷台に機械式の自動運搬システムを搭載。自動運転でクルマが目的地に近づくと、そこに届ける荷物が荷台を移動し、運転席近くに設置された小窓から取り出せる。配達員の負担軽減や効率化、省スペース化を見込めるという。
天井には配達用ドローンのベースを設置し、配達員が荷物を届けている間に、ドローンが別の届け先に自動で荷物を配送できる。
2016年12月に、アマゾンジャパンが日本の配送センターにロボットを導入するなど、物流の現場にロボティクスを活用した効率化の波が迫っているが、配送用バンにも同様の動きが期待される。
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