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アスクルの倉庫火災、「鎮火まであと1〜2日」 LOHACOは受注再開

» 2017年02月17日 10時59分 公開
[ITmedia]

 アスクルは2月17日、埼玉県三芳町の物流センターで16日午前9時ごろ発生した火災について、「鎮火にあと1〜2日かかりそうだ」との見通しを明らかにした。

 火災の影響で、個人向け通販サービス「LOHACO」は16日午後1時ごろから東日本エリアの受注を中止していたが、同日午後6時に一部商品の受注を再開した。

画像 火災の様子(16日午前10時40分ごろ、AbemaTVの「news」より)
画像 LOHACOは受注再開

 火災が発生したのは、地上3階建、延床面積約7万2126平方メートルと国内最大級の物流拠点「ASKUL Logi PARK首都圏」。2013年に稼働をスタートし、自動梱包システムなどを導入した最先端の倉庫で、個人向け通販「LOHACO」と、オフィス用品のネット通販サービス「ASKUL」の商品を在庫している。

 16日午前9時ごろ、倉庫の1階で段ボールが燃えているのをスタッフが発見し、119番に通報。消防が駆けつけ消火作業に当たったが、午後5時半までに約3分の1が焼損したという。2人が煙を吸い込み救急車で病院に搬送された。

 火災を受け、「LOHACO」は16日午後1時ごろから東日本エリアの受注を一時停止したが、16日午後6時に再開した。横浜の物流センターで対応しており、17日時点で、全体の商品数の約半分、約3万5000点の注文を受け付けている。配送には1〜2日と、通常より長い日数がかかるという。「ASKUL」も埼玉県など一部地域で受注を停止したが、16日午後6時に再開した。

 アスクルの物流拠点は全国に7カ所あるが、「LOHACO」の商品を扱っているのは、火災のあった埼玉・三芳町と、横浜、大阪の3カ所のみ。「ASKUL」の商品はこの3カ所に加え、仙台や東京・青海など全7カ所で扱っているため、受注停止エリアが「LOHACO」に比べて小さく済んだという。

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