ヤフーはこのほど、機械翻訳サービス「Yahoo!翻訳」を6月29日に終了すると発表した。「役目を終えたと考えた」としている。ユーザーには「Google翻訳」や「エキサイト翻訳」など他社サービスを案内している。
Yahoo!翻訳は、各国語のテキスト翻訳をWebブラウザ上で可能なサービスで、2005年にスタート。「機械翻訳利用のすそ野を広げることで言語間の壁を低くすべく」サービスを開始したという。
現在は「より自然な機械翻訳サービスや、通信を利用した対面での翻訳サービスなどを選べる時代になり、翻訳サービスは理想的な進化をとげた」とし、「Yahoo!翻訳は役目を終えた」と考え、サービス終了を決めたという。
機械翻訳をめぐっては、「Google翻訳」が昨年11月以降、日本語翻訳にもニューラルネットワーク技術を導入するなどして急速に精度を高めている。ヤフーの翻訳サービス終了は、Google翻訳に白旗を揚げた――ということかもしれない。
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