わずか10日間ほどの怒涛(どとう)のスケジュールだった――予告通り、「ニコニコ超会議2017」(4月29〜30日、千葉・幕張メッセ)で分散型SNS「Mastodon」(マストドン)の企画が出展されている。場所はホール3の「超ニコニコ未来開発」ブース。
ドワンゴのインスタンス「friends.nico」のログイン済み画面を提示するともらえる「マストドンテレビちゃん」のステッカー(両日先着2525人)目当てで、開幕と同時にマストドンブースへ向かい無事ゲット。ブース内のディスプレイでは、friends.nicoのトゥート(投稿)内容がニコニコ動画のコメントのようにリアルタイムで右から左へ流れていた(テキストの前にユーザーアイコンが付く)。
ドワンゴがfriends.nicoをリリースしたのは、4月19日。つい先日もiOSアプリを公開したばかりだ。当日配布された取材案内資料を見ても、マストドンブースの記載はない。
怒涛(どとう)のスケジュールだったことが予想されるが、ドワンゴの栗田穣崇(しげたか)企画開発本部長は、「このブースもわずか10日間ほどで急きょ準備しました」と振り返る。ニコ動のコメントのようにトゥートが流れる機能にユーザーアイコンを付与する仕様もわずか1日で実装したという。
「Twitterがなくなったとき、その役割を担うのはマストドンかもしれない」――ドワンゴの担当者たちはマストドンのオープン性とその重要性を強調する。栗田氏を始め、エンジニアの江添亮氏と山田将輝氏、ドワンゴの入社が決まっている「mstdn.jp」の管理人ぬるかるさんに聞いた「ドワンゴが考えるマストドンの可能性」については、後日詳報をお届けする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR