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「シャープ製品」Twitter運営停止 「ミニスーファミ」値踏みで炎上

» 2017年07月11日 12時58分 公開
[ITmedia]

 「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」(ミニスーファミ)を“値踏み”したツイートが批判を受けたシャープの公式アカウント「シャープ製品」(@SHARP_ProductS)の運営を停止すると、同社の別の公式アカウント「SHARP シャープ株式会社」(@SHARP_JP)が7月11日に報告した。@SHARP_JPは、「企業アカウントはどんな時も、だれかの好きや思い入れを否定することは決して許されない」とし、問題の発言を謝罪している。

画像 運営を停止した「シャープ製品」公式Twitter(@SHARP_ProductS)
画像 @SHARP_JPによる運営停止の報告

 シャープは複数の公式アカウントを運用しており、運営停止が決まった「シャープ製品」(@SHARP_ProductS)は、シャープの製品情報を主にツイートしていた。一方、「SHARP シャープ株式会社」(@SHARP_JP)は、ぶっちゃけ発言などで話題を集め、「シャープさん」と呼ばれて親しまれている人気アカウント。今回は、前者のアカウント終了を、後者が報告した形だ。

画像 問題の発言(削除済み)

 @SHARP_ProductSは6月27日、ミニスーファミ収録タイトルについて、「私の思い出を価値に換算する」と断った上で、「スーパーマリオワールド」(200円)、「ロックマンX」(0円)などと列挙。合計の価値は「4600円」と、実際の価格(税別7980円)よりかなり安く値踏みし、任天堂公式アカウントにリプライする形で投稿した。「名作ゲームの価値を0円にするなんて」などと批判を集めたため、同アカウントはその後、投稿を削除。翌28日「不適切な発言だった」と謝罪し、その後、ツイートを止めていた。

 @SHARP_JPも7月以降、ツイートを止めた状態だったが、11日に復帰。@SHARP_ProductSの運営終了を報告した上で、問題の発言について「インターネット、特にツイッターは、だれかが好きなもの、思い入れのあるものを共通項に人々が繋がりあう側面があると、私は思います。だからこそ企業アカウントはどんな時も、だれかの好きや思い入れを否定することは決して許されません」と批判。「ほんとうに申し訳ありませんでした」と謝罪している。

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