ノートPCを持ち歩くとき、ほとんどの人はキーボード側の本体を手に持ったり、ディスプレイを折りたたんだ状態で脇に抱えたりしているはずだ。「何を当たり前のことを言っているんだ。ITmedia大丈夫か」といわれてしまいそうだが、まれにディスプレイのベゼル部分をつまむように持ち運んでいる人がいるそうだ。ITmedia社内にも……かつて存在した。
あなたも「やっている/体験した」ことがあるかも? ITツールやWebサービスが発達した現代ならではの行動、マナー、習慣──そんな「ITしぐさ」を紹介する。
記者A あくまでこれは同僚の話なんですけど、ベゼルを持って怒られている人がいましたね。指摘されても何が悪いのか全く分かりませんでした。あくまで同僚の話なんですけどね〜。
なぜベゼルを持ってはいけないのか。問題点を指摘するベテランの記者Bはこう説明する。
記者B ディスプレイのベゼルには、ディスプレイと本体をつなぐコネクターが入っている場合が多い。そこに強い力が加わると断線して壊れる可能性がある。ディスプレイとキーボード部分をつなぐヒンジにも負担がかかってしまうよ。
IT・エレクトロニクスの業界団体である電子情報技術産業協会(JEITA)のWebページにも、故障を未然に防ぐ使い方としてノートPCの正しい持ち方が紹介されている。ここでもベゼルを持つことは御法度とされている。
やはりベゼル部分を持つと破損の危険性があるのか。ITmedia NEWSで“PCメーカーの中の人”として連載を担当する日本HPの白木智幸さんに聞いてみた。
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