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» 2017年09月15日 20時00分 公開

「決して他社対抗ではない」 KDDI、iPhone向けプランなど発表 端末保証は4年間に

KDDIが、新iPhoneの発売に向けて割引や端末サポートを拡充する。通信品質の強化にも引き続き注力するという。

[村田朱梨,ITmedia]

 「他社が発表したものに対抗するのではなく、お客さまが望んでいるものを重視して手を尽くしていく」――KDDIの石川雄三副社長は、9月15日の新プラン発表会でこう話した。「iPhone 8/8 Plus/X」の発売に向け、新しい料金プランや購入プランを発表。今後は(1)端末サポートの充実、(2)通信品質の強化、(3)新しい利用体験の創出を軸に事業を展開していく考えという。

 iPhoneの保証期間は、最大4年間になる。従来iPhoneのサポートは、端末の盗難や紛失を2年間保証する「AppleCare+」(月額600円/初回のみ1000円、いずれも税別、以下同)のみだったが、こちらの提供を終了し、保証サービスを拡充した「AppleCare+ & au端末サポート」を新たに提供。

photo AppleCare+ & au端末サポート

 価格はiPhone 6 Plus/6s Plus/7 Plus/8 Plusの場合は月額890円、iPhone 6/6s/7/8の場合は月額790円、iPhone SEの場合は月額707円。故障の無料保証期間を1年から4年へ引き延ばすほか、バッテリーが劣化した際の無料交換、Apple専任オペレーターによる電話サポートも行う。全国約2500店のauショップでも、設定トラブルの解消などアフターサポートに対応するという。

 修理や盗難、紛失などへのサポートも設け、画面が割れた場合は3400円(一律で税別、以下同)、本体が割れた場合は1万1800円で修理を引き受けるとしている。盗難などで紛失した場合は、電話で連絡すると最短で翌日には同機種・同色のiPhoneを届けるとした。価格は1万1800円。いずれもauスマートパス会員は実質負担無料で提供するという。

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photo 修理や盗難などにも対応

 通信品質の強化については、「256QAM」と「4CC CA」の2つの技術を導入。256QAMは一度に送信できる情報量を増やす無線変調技術で、「これまで1つの波に6ビット乗せていたのが、8ビット乗せられるようになる」(石川副社長)という。これにより、同じ周波数のままでも通信を効率化できるとした。

photo 256QAM

 4CC CA(Four Component-Carrier Carrier Aggregation)は、4つの周波数帯を使った高速通信技術。従来は3つの周波数帯を束ねていたが、それを4本に増強することで、通信の高速化、安定化を実現し、人がたくさん集まる場所でも高速にデータをやりとりできるようになるという。

photo 4CC CA

 「2つの技術で限られた周波数を有効に使える。混んでいてもストレスなく使える、快適な通信環境を提供する」(石川副社長)

 新しい利用体験については、9月22日に発売する腕時計型端末「Apple Watch Series 3」のLTE対応と「ナンバーシェア」を上げた。ナンバーシェアは、Apple Watch Series 3とiPhoneで1つの電話番号を共有できるサービスで、「ゴルフや水泳などスマホを持たないシーンでも、Apple Watchさえ付けていれば電話をとることができる」(石川副社長)という。

 石川副社長はこうした施策について「われわれがやらなければならないことは、高い価値を提供すること」と話す。新iPhoneの発表で、旧機種の格安SIM利用や他社のサービス展開も気になるところだが、他社が打ち出した施策やサービスに必ずしも追従するとは限らないとしている。

 「他社が何かを出したから対抗するというのではなくて、お客さまが望んでいるものを重視して手を尽くしていく」(石川副社長)とした。

photo 石川副社長

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