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» 2017年10月19日 22時44分 公開

Adobe MAX 2017:人工知能「アドビ先生」を使った“未来のPhotoshop”がすごかった 音声操作も可能に

「ターミネーターではなく、ハリーポッター」――アドビシステムズは、同社の人工知能を「マジックのようなもの」と例えた。

[太田智美,ITmedia]

 アドビシステムズは10月18日(米国時間)、クリエイター向けのイベント「Adobe MAX」(米国時間18〜20日、ネバダ州ラスベガス)のGeneral Sessionで、Adobeの人工知能「Adobe Sensei」(アドビ先生)を使った“未来のPhotoshop”のデモンストレーションを行った。


Adobe Sensei

 Adobe Senseiは、2016年開催の「Adobe MAX」(カリフォルニア州サンディエゴ)で発表した、同社開発の人工知能。日本語の「先生」が名前の由来となったことや、ディープラーニングを使った画像検索、タグ付け画像加工などができることから注目を集めた(関連記事)。

 今回のデモは、音声操作も取り入れた。

 まず、スケッチ画像を取り込む。右上に設置されたボタンをクリックし「スケッチに基づいてイメージを探して」と言うと、Adobe Senseiが画像を解析。複数のイメージを提示してくれる。

 それだけではない。「iPhone 8用のレイアウトを作って」と呼び掛ければ、自動でiPhone 8用に画像を調整してくれるのだ。

 中でも会場で歓声が上がったのは、少し角度の異なる女性の写真を複数枚使ったデモ。Adobe Senseiが自動でマスクをかけ、背景から女性だけを切り抜いてくれる。それを宇宙の背景と組み合わせるのだが、「やっぱりあっちの角度を向いている方も試してみたい」と思ったときは、スライダーを左右に動かすだけでプレビューが見られる。また、ほかの人物に変えたい場合も、クリック1つで変更できる。

 さらに、これらの制作過程をAdobe Senseiが記録。今までの作品から好みのものを検索してくれたり、これまでのデータから探す前に自動提示する機能もあるという。

 「AI(人工知能)のことを人間のかわりだと思っている人がいる。でも、それは違う。“先生”は、必要なときに使い、いらないときは使わない。人間のクリエイティブとインテリエリジェンスを引き出すためのものだ」

太田智美

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