歌舞伎役者が“遠隔共演”「バーチャル連獅子」披露へ 映像リアルタイムに3D伝送
京都市内の2カ所の歌舞練場をリアルタイム3D伝送技術でつなぎ、役者が“バーチャル共演”する世界初の取り組み“虚実共演伝送舞踊”「京結夢現連獅子」(みやこむすびゆめのれんじし)が、11月12日に先斗町歌舞練場(京都市中京区)で披露される。NTTと松竹が共同で展開する企画だ。
先斗町歌舞練場から1.5キロ離れた宮川町歌舞練場(京都市東山区)で演じる中村橋之助さん、中村福之助さん、中村歌之助さんの映像を、先斗町歌舞練場にリアルタイムに伝送。先斗町歌舞練場で演じる中村芝翫さんとバーチャルで連獅子(素踊り)を共演する。
NTTのリアルタイム3D伝送技術「Kirari!」を活用。映像から被写体をリアルタイムで切り出す「任意背景リアルタイム被写体抽出技術」と、映像・音声の遅延を大幅に削減する「超高臨場感メディア同期技術」により、異なる場所で演じる歌舞伎俳優の舞踊をリアルタイムに伝送し、まるで目の前で演じているかのように一体となった舞踊を行うという。
映像演出を組み合わせて提供することで、歌舞伎を初めて鑑賞する若者にも分かりやすいようにするほか、歌舞伎独特の化粧法「隈取」を、ユーザーの顔にARで重畳表示できる「変身歌舞伎」を先斗町歌舞練場に設置し、伝統芸能に楽しみながら触れられるようにする。
京都市が主催する若者向け企画「京都・和の文化体験の日」の「吉例顔見世興行連携イベント『はじめまして 歌舞伎』」の一環。電話や電子メールなどで参加申し込みを受け付けている。
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