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» 2017年11月07日 19時29分 公開

広島に“人工流れ星” 19年実現に向けファミマ、JALが協賛 (1/2)

夜空に“人工流れ星”を流すプロジェクトにファミリーマートと日本航空(JAL)が協賛する。

[村上万純,ITmedia]

 宇宙ベンチャーのALE(東京・港区)は11月7日、夜空に“人工流れ星”を流すプロジェクト「SHOOTING STAR challenge」にファミリーマートと日本航空(JAL)が協賛したと発表した。2019年に広島などで流れ星を流すために資金提供するほか、観測イベントや商品タイアップなどのコラボレーションを検討するという。

ALE 左からJALの大川順子さん(代表取締役専務執行役員)、ALEのくわ原聡文CTO、ALEの岡島礼奈社長、ファミリーマートの澤田貴司社長
コラボ コラボ内容(予定)

 本プロジェクトは、宇宙空間に打ち上げた人工衛星から流れ星となる1センチほどの“粒”を放出し、大気圏に突入させることで地上に“人工流れ星”を流すというもの。直径200キロの範囲で流れ星を観測できるという。空の明るさにもよるが、1つの流れ星が流れる時間は5〜10秒程度としている。

観測 観測概要

 まずは19年初夏に広島・瀬戸内地域で実施する予定。広島を選んだ理由は「晴れの日が多く、世界的にも有名な都市。自然が豊かで歴史的遺産もあり、さまざまな楽しみ方ができる場所」(ALEの岡島礼奈社長)としている。

広島 広島・瀬戸内地域で実施する

 ファミリーマートとJALは共に「すてきなプロジェクトに共感した」と協賛を決定した。ファミリーマートの澤田貴司社長は「広島にはファミリーマートが300店舗弱ある。今後は地域密着をより強力に打ち出したいと思っており、飲料・お菓子メーカーなど取引先にも商品タイアップを呼び掛けている」と前向きだ。

 JALの大川順子さん(代表取締役専務執行役員)は「宇宙だけでなく、生命の基礎科学の発展にもつながるすてきなプロジェクト。本業以外に力を注ぐのも企業の使命と思い、協賛を決めた」と話す。

“人工流れ星”をどう実現?

 岡島社長は、学生時代に「しし座流星群」を見たことから本プロジェクトを思い付いたという。「科学をエンターテインメントにしたい」「基礎科学の発展に貢献したい」という思いから、09年に人工衛星の基礎開発を始めた。

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