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» 2017年11月09日 09時00分 公開

ITりてらしぃのすゝめ:今度は「コンポタ」で中傷 暴走する“ネットの正義”とどう向き合う? (3/3)

[宮田健,ITmedia]
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 これはディズニー映画『バンビ』に登場するウサギ、サンパー(日本語版では“とんすけ”)が母ウサギにたしなめられるひと言から作られた法則で「もし良いことが言えないのならば、何も言うべきではない」(“If you can't say something nice, don't say nothing at all”)というもの。これは今、SNSで一番大事な法則なのではないかと思っています。

 SNSは何も、感じたこと、見たこと、撮影したことを全て漏らさず書かなければならないものではありません。だったら、ポジティブな気持ちになったときだけ、そのことを書くこともできるはず。そうすれば、恐らく正義感を振りかざすこともないでしょうし、トラブルからも離れられるのではないかと私は信じています。

ひらめき

 とはいえ、SNSの世界において「自分が不快に思うから、あなたはそれを書くな」と指示することほど無粋なことはありません。法やルールを破らない限り、SNSに書く内容は自由であり、各個人の「アウトプット」はどんどんやっていくべきです。それを見るか見ないかという「フィルタリング」は、受け手である側の私たちがコントロール権を持っています。

 もう1つ法則を付け加えるとしたら「もしいいことをいわない人がいるのなら、目に見えるようにすべきではない」。ミュートやブロックはもっと自由に、気軽にやっていいと思うのです。誰もが自由に発言できるのと同じくらい、自分が悪い方向に影響されそうなことから見えなくすることはSNSで重要なポイントでしょう。

2匹のオオカミ、勝つのは……

 冒頭に紹介した2匹のオオカミのお話は、ネイティブアメリカンに伝わるお話なのだそうです。戦い続ける「闇と絶望」のオオカミと「光と希望」のオオカミ。勝つのは「あなたがえさを与えた方」なのです。

 SNSを弱肉強食で絶望につつまれる世界にしたいのか、それともポジティブで有用な情報があふれる世界にしたいのか、それを決めるのはあなた自身の小さな一歩なのかもしれません。

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