東京急行電鉄の子会社である東急テクノシステムは11月17日、踏切に設置した監視カメラの映像をAI(人工知能)が分析し、異常を検知するシステムの実証実験を始めた。付近を走行している電車の運転士に異常を伝え、迅速な対応を促す。
踏切付近の監視カメラの映像をクラウドに送信し、クラウド上のAIが異常を検知すると、運転士などに警告と映像を送る仕組み。東急世田谷線の西太子堂駅〜若林駅の間にある若林交差点で、18年4月末まで実験を行う。AIの異常検知から2秒以内に警告、映像を送ることを目標とし、見通しの悪い踏切などで迅速な対応ができるよう目指す。
踏切付近の映像転送は、15年10月から東急池上線でも実験していた。今回の実験は、踏切内の異常をAIが検知できるかの検証が目的という。
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