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» 2018年02月05日 15時12分 公開

ローカル線が宅配便を運ぶ「客貨混載」 ヤマト運輸と和歌山電鉄

ヤマト運輸と和歌山電鉄が、電車が乗客と一緒に宅配便を運ぶ「客貨混載」を始める。物流を効率よくする他、ローカル線の新たな収益源とし、路線の維持につなげる。

[ITmedia]

 ヤマト運輸と和歌山電鉄は2月5日、電車が乗客と一緒に宅配便を運ぶ「客貨混載」を貴志川線(和歌山県)で16日に始めると発表した。物流を効率よくする他、ローカル線の新たな収益源とし、路線の維持につなげる。

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 これまでヤマト運輸の配送センターから配送先までトラックで直接運んでいた荷物を、貴志川線(田中口駅〜神前駅間)を利用して効率よく運ぶ。田中口駅で荷物を積み込み、ヤマト運輸の社員も乗車。神前駅で荷物を下ろし、リヤカー付き電動自転車に乗り換えて配送する。

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 ローカル線は過疎化や高齢化に伴い乗客数が減少、廃線になるケースがあるが、電車の空きスペースを配送に活用し、新たな収入源を確保することで、路線網維持につながるとしている。

 神前駅の周辺は住宅が密集しているため、トラックに比べると電動自転車は安全性と配送効率が上がるという。配送開始時間は3時間早まり、午前8時からと、在宅率が比較的高い時間帯から配送が可能に。再配達を削減し、社員の労働環境の改善も見込む。

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