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» 2018年04月18日 10時00分 公開

Cambridge Analyticaが利用したFacebook診断アプリはコーガン教授のものだけではない──元従業員が証言

2016年の米大統領選でトランプ陣営勝利のためにFacebookユーザーの個人情報を流用したとされるCambridge Analyticaの元幹部が英国議会で、利用したのは複数の診断アプリのデータであり、8700万人よりはるかに多かったと証言した。

[佐藤由紀子,ITmedia]

 「Cambridge Analytica(CA)が利用したFacebookの診断アプリはコーガン教授のアプリだけではない」──。元CA幹部が4月17日(現地時間)、英国議会委員会でそう証言した。

 CAの元プログラム開発担当ディレクター、ブリットニー・カイサー氏は書面による証言で、「CAとそのパートナーがFacebookアカウントでログインしたユーザーについて、例えばセックス関連の診断アプリなどを使って広範な調査を行っていたことを私は知っている」と語った。

 britney 1 議会で証言するCAの元幹部、ブリットニー・カイサー氏

 CAは、ケンブリッジ大学のアレクサンダー・コーガン教授が調査のためにリリースした診断アプリで集めた個人情報を不正に購入して2016年の米大統領選でトランプ陣営のために流用したとされている。

 「こうしたアプリで個人情報を集められたユーザー数は、8700万人よりはるかに多いと確信する」(カイサー氏)

 CAは公式Twitterアカウントで、過去にデータ収集用の診断アプリを開発・運営したことを認めた上で、こうしたアプリのインストール時にはどんな情報を収集するかを明示していた(のだからユーザーは承知でインストールした)と主張。また、これらのアプリをインストールしたユーザーはわずか数万人であり、収集したデータは既に削除したとしている。

 Facebookは3月、2014年のポリシー変更前に公開されたアプリについての調査や、アプリが収集できる個人データの制限を発表している。

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