ドワンゴは8月27日、最強の将棋ソフトを決める大会「将棋電王トーナメント」を2017年11月開催の第5回をもって終了し、18年は開催しないと発表した。同社は同大会の優勝ソフトとプロ棋士が対局する「将棋電王戦」を17年に終了しており、技術開発を支援するために続けていた将棋電王トーナメントについても今回終了を決定したという。
将棋電王トーナメントは13年11月から年1回開催しており、優勝した将棋ソフトは「電王」の称号を得て、電王戦でプロ棋士と対戦していた。しかし、ドワンゴは「人間とコンピューターが同じルールで真剣勝負をするという歴史的役割は終わった」として電王戦を17年に終了している。
ドワンゴは今後、コンピュータ将棋協会が主催する将棋ソフトの世界大会「世界コンピュータ将棋選手権」を協賛する。19年5月開催の「第29回世界コンピュータ将棋選手権」には、1〜3位入賞者に賞金を授与する「ドワンゴ賞」を新設。コンピュータ将棋選手権に賞金が出るのは20年ぶりという。
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