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「開けごま」で解錠するスマートロック「セサミmini」 1万円切りでMakuakeに登場

» 2018年08月28日 19時06分 公開
[井上輝一ITmedia]

 CANDY HOUSE JAPANは8月28日、スマートフォンアプリ(Android、iOS)で鍵を開閉できるスマートロック「セサミmini」を発表した。クラウドファンディングサイト「Makuake」で同日から注文を受け付けている。12月に発送予定。本体価格は9800円(税込、以下同様)で、Wi-Fi接続用デバイスとのセット価格は1万4800円。

 セサミminiは、スマートフォンやApple Watchからの操作で玄関などの鍵を開けられるスマートロックデバイス。これまで使っていた物理キーも利用可能。取り付け工事は不要で、今ある錠の上にかぶせて利用できる。同社は米国で前モデルを販売していたが、日本のサムターンサイズに合うよう、接続部分の大きさを調整できるようにした。

 また、サービス連携アプリ「IFTTT」を経由して「Amazon Echo」や「Google Home」といったスマートスピーカーの音声操作で解錠・施錠できる(IFTTT連携にはWi-Fi接続用デバイスが必要)。

「OK Google, ひらけごま」で解錠できる
「アレクサ、ドアをロックして」で施錠も可能

 その他、スマートフォンからの手動解錠、スマートフォンがセサミminiのBluetooth接続範囲に入ったときに解錠する「手ぶら解錠」、Bluetooth接続範囲でスマートフォンを3回ノックして解錠できる「ノック解錠」(iPhoneのみ)、解錠後指定時間でロックする「オートロック」機能を搭載する。

 友人やゲストと鍵のシェアも可能。管理者が一時的にゲストと鍵をシェアし、期間を指定して削除したりできる。解錠・施錠履歴はアプリやダッシュボードから、「いつ、誰がどうやって開け閉めしたか」確認可能だ。物理キーで開閉した際も「何時何分 解錠(手動)」といった具合に記録される。

 APIも公開する。自身でプログラミングすることで、Suicaなど交通系ICカードをリーダーにかざして解錠することも可能に。鍵の他に、スイッチやボタンをオンオフするデバイスとして使えるようにするアダプターも開発。マンションのエントランスのオートロックを解錠したり、寝室のライトの電源を操作したりできるという。今後販売予定としており、アダプターの3Dデータは同社公式サイトにも公開する。

 セキュリティ面については、暗号化にAES-256-GCMとTLS 1.2を採用。「暗号を突破するより、物理的にドアや鍵、窓を壊した方が早い」としている。

 本体サイズは54.5(幅)×92.7(高さ)×57(奥行き)ミリ。本体重量は102グラム(バッテリーなし)。バッテリー駆動時間は510日。

他社製品とのスペック比較

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