宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月27日、探査機「はやぶさ2」に搭載した小型ローバ「MINERVA-II1」(ミネルバ・ツー・ワン)が撮影した、小惑星リュウグウの新たな画像を公開した。ローバがホップで移動しながら撮影した画像や、15枚の連続写真をつないだ14秒間の動画も公開。写真や動画を通じて「この新しい世界の上に『立つ』体験をお楽しみください」としている。
MINERVA-II1は、「Rover-1A」「Rover-1B」という2機のローバで構成。Rover-1Aには4台、Rover-1Bには3台のカメラを搭載している。内蔵モーターにより、機体そのものが飛び跳ねることで自律的に移動するホッピング機構を搭載しており、リュウグウの表面を自律的に移動しながら画像を撮影している。公開された画像や映像は、ゴツゴツした岩だらけのリュウグウ地表の様子をとらえている。
また、はやぶさ2に搭載した望遠カメラ「ONC-T」で高度64メートルから撮影したリュウグウの新たな画像も公開。これまでのリュウグウ表面の写真で最高解像度になるという。
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リュウグウの“アップ写真”公開 岩だらけ、クレーターも 高度6キロから撮影Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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