米Googleは11月12日(現地時間)、Web開発者向けカンファレンス「Chrome Dev Summit」で多数の新機能を披露した。その中から一般ユーザーにも便利な画像圧縮Webアプリ「Squoosh」を紹介する。
Squooshは、画像をドラッグ&ドロップするか選択することでファイルサイズを圧縮するProgressive Web Apps(PWA)。「WebAssembly」でコーディングされており、非常に高速だ。
サポートするフォーマットはWebP、JPG(MozJPEGも)、PNG(OptiPNGも)。
PCおよびモバイルの「Chrome」ブラウザの他、米Appleの「Safari」、米Microsoftの「Edge」、Mozillaの「Firefox」でも利用できた。ただし、EdgeとFirefoxでは変換先としてWebPを選択するとエラーになる。Edgeは「Windows 10 October 2018 Update」で、Firefoxはバージョン65でWebPに対応する見込みだ。
画像を圧縮するには、圧縮したい画像をWebブラウザで開いたSquooshのタブ上にドラッグ&ドロップ(あるいは選択)する。画面の左側にオリジナル画像、右側に圧縮後の画像のプレビューが表示される。それぞれのファイルサイズも表示されており、プレビューのサイズは編集するとリアルタイムで変化する。
右端の編集メニューに編集機能がまとめられている。詳細設定を表示すると、さらに細かい設定が可能だ。
画像圧縮ツールは既に多数公開されているが、ここまで細かく設定できるものは少ないだろう。ただ、今のところ1度に1つずつの画像しか圧縮できないので、Web製作の現場で使うにはまだ不便そうだ。どちらかといえば、(少なくとも今の段階では)WebPの性能を実感するためのツールといえる。
詳細なデモは、カンファレンスの基調講演動画の5時間30分目くらいからを参照されたい。
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