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» 2018年11月16日 17時00分 公開

なぜ? Twitterが「いいね」廃止検討、タイムライン並び替え 責任者に聞く (2/2)

[井上輝一,ITmedia]
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 「まず、APIとしてかなり古い機能だったのでサポートを終了した。どのようにしてTwitterを皆さんが気持ちよく使えるか、あるいはPCやスマホなどさまざまなデバイスでスムーズに使えるサービスを目指す中で、目指すものとこの機能の関係性が弱くなったと考えたから廃止した」(ベイポーさん)

 「われわれは開発者を重要に考えているし、私も個人的にはリアルタイム更新機能の提供を展開していきたいとは思っているが、ビジネスとしてフォーカスしないといけない選択肢を絞らなければならず、このような結果になった」(同)と、機能としては魅力的でもビジネス性に欠けるという見解を示した。

 User Streams終了後も別の方法でリアルタイム更新を提供している、Twitter公式クライアント「TweetDeck」は今後どうなるのか。縮小や終了に向かうのか。

 この質問については「NO」とした上で、「Tweetdeckは今も重要な製品だ。終了はしない」と答えた。

タイムラインの順番をいじる理由は

 Twitterは2016年から「タイムラインの優先表示」機能を提供している。ユーザーが普段見るホームタイムラインを完全には時系列順にせずに、ユーザーにとって重要と思われるツイートを「トップツイート」としてホームタイムラインの上部に表示するものだ。

 実装当初からこの機能の無効化は設定画面から選択可能だったが、18年11月からは少数のiOSアプリユーザーに対し、より簡単に優先表示と時系列表示を切り替えられる機能をテスト提供している。

優先表示と時系列表示を切り替えられる機能

 「世界的には、重要なツイートをタイムラインの上位に上げることは支持されているが、特に日本では時系列表示にしてほしいという声が根強い」とベイポーさんは日本からのフィードバックがあったことを明かす。

 Twitterは、ユーザーに見せるタイムラインについて試行錯誤している最中だ。

 米国向けにはホームタイムライン上部に、スポーツイベントのリアルタイム情報を表示する「Happening Now」を17年10月から提供している。これをタップすると、試合の特典状況や、関係者のツイート、観戦しているTwitterユーザーたちの声などを確認できる。

スポーツイベントのリアルタイム情報を表示する「Happening Now」

 ベイポーさんは「今までも“Twitterの達人”であればそういった情報はチェックできたが、達人でなくても簡単に情報をチェックできる機能を提供したい」という。

 それでも表示切り替えボタンを実装するのは、「選択肢があることが大事だから」。

 「いずれにしてもTwitterが目指すことは、Twitterという場の健全性を保ち、ユーザーが簡単に会話に参加したり、発信したりできるようにすること。現状の使い方をユーザーからフィードバックしてもらい、そうなるよう改善していきたい」(ベイポーさん)

 優先・時系列の表示切り替えボタンは、テスト実装で不具合を確認・修正した後にリリースする。リリース時期については「できたら年内に」とも話した。

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