こんなイラストもあって。
これは、Log4jを普及させようという開発者によるスライドなんですが。
ヤマー えええ、初めて見ました(笑)。話題のLog4jにもDukeくんが。
マツ ギターを弾いてるからロッキングとロギングを引っ掛けてるのかな? このスライド作った人のTwitterアカウント見たら、彼はLog4jのコアデベロッパーじゃないんだけど、脆弱性に関するいろいろな質問に答えたりしているらしい。
ヤマー 現在進行形で対応にあたっていると。
マツ 氏いわく、これはLog4jが悪いとか、Javaが悪いとかじゃなくて、およそ全てのソフトウェアは脆弱性から逃れられない。開発者たちは穴を防ぐために素晴らしい仕事をしているよ。そう弁護していました。
ヤマー 人間が作る限り完璧なものはないと。
マツ ちなみにDukeをデザインした人は、後に映画業界入りして、映画「シュレック」とかの制作に携わっていたらしいね。
ヤマー そんなことあります?(笑)。
マツ この時点はまだ名前がJavaになってなくて、OakからGreen Projectになって。DukeくんはGreen Projectの時点に生まれたらしい、Javaより先。だから、どうもこのキャラ、コーヒーとか関係ないでしょ?
ヤマー あれ、あのカップはどこで生まれるんです?(コーヒー?)
マツ Javaという名前にしたのは、当時のSunのスコット・マクニーリーCEOから指名された、若手エンジニアのキム・ポレーゼさんがプロダクト・マネジャーになってから。
彼女のインタビューがあるので読んだらけっこう面白くて。
このポレーゼさんは当時大変な人気で、カリスマ性があってすごかったんですよ。
ヤマー 確かに、オーラありますね。
マツ なぜそんなに人気なのかと当時は不思議だったんだけど、Javaという名前にしたり、マーケティングで頑張ってJavaをホットなものにしたのはポレーゼさんの手腕だったらしい。彼女を生で見たのは、Javaをさらに有名にするためにSunをやめて別会社「Marimba」を作った頃の話。いきなりスターでしたよ。
ヤマー Marimba! ポレーゼさんがJavaの命名者なんですね。
マツ そこからJavaは認知され、いつの間にかクライアントサイドよりはサーバサイドで使われるようになり、知らないうちに大メジャーになっていったという次第。
ヤマー いまJRE(Java Runtime Environment)をインストールする機会も減りましたもんね。ブラウザで完結するようになりましたし。そしてサーバサイドの方でJavaは生きていると。
マツ JREって言っても、今の人たちはJR東日本が何か? って言われるよ。で、モバイルではAndroidの中で息づいている。
ヤマー ポレーゼさんがJavaの名前にしたのって何か理由あるんですか? 「JAVAティー」が好きとか。
マツ コーヒーの種類としてのJavaですね。彼女のインタビューによると、刺激的なプラットフォームにしたいとブレストを重ねて決めたみたい。
ヤマー え、あのロゴってティーカップじゃなくてコーヒーカップなんですか!
マツ コーヒーカップです(笑)。
ヤマー 15年ぐらい誤解してましたwww
マツ まあ知ってたからといってどういうこともないし、Log4jには全く関係ないけど(笑)。
以上、ちょっと当時の雰囲気を思い出したので、調べてみたらけっこう面白かったなということで語ってみました。
ヤマー コーヒーにJavaという品種があることが1番の収穫でした(笑)。
マツ そんな話をしてたらコーヒー飲みたくなった。近所の豆やさん、Javaはあるかな。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR