最大消費電力を63%削減、業界標準の節電技術を搭載したスイッチングハブ省エネ機器

オフィスにあるネットワーク機器は、無理に停止させると業務に支障を来すため、節電のためとはいえ止められるものではない。しかし、最新のスイッチングハブなら機器が自動的に節電してくれる。

» 2012年04月06日 19時43分 公開
[笹田仁,ITmedia]

 バッファローは、24のポートを備えるスイッチングハブの新製品「BS-2124U(業務向けの3年保証モデル)」と「LSW3-TX-24NSR(家庭、小規模オフィス向けの1年保証モデル)」(図1)を4月下旬から発売する。価格はBS-2124Uが19,800円。LSW3-TX-24NSが14,800円。

EEE Switch 図1 「BS-2124U」(上)と「LSW3-TX-24NS」(下)

 米国電気電子学会(IEEE)が標準として定めた、スイッチングハブの電力使用量を削減する技術「IEEE802.3az EEE」を新たに搭載し、消費電力量を削減したことが特長。同社の既存製品が搭載していた、未使用のポートへの給電を止める機能や、つながったLANケーブルの長さに応じて電力を調節する機能も搭載している。2006年に同社が発売した24ポートのスイッチングハブと比べて、最大消費電力量を63%削減できるという。

 IEEE802.3az EEEは、通信がないときに、スイッチングハブ内のチップへの給電を制限することで節電を図る技術。通信が発生したら、自動的に再び給電するので、利用者が通信で不便を感じることはない。ただし、この技術を利用するには、通信相手もこの技術に対応している必要がある。

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