太陽光発電で電力不足対策、関電管内の拠点に優先的に導入蓄電・発電機器

各電力会社は今夏の電力供給量の予想値を出し始めているが、現状では需要に追い付かなくなる可能性が高い。ノーリツは自社グループの事業所への太陽光発電システムの導入を進めて節電を図り、電力供給量不足解消に協力する。

» 2012年04月26日 14時42分 公開
[笹田仁,スマートジャパン]

 ノーリツは、節電対策の一環として自社グループの事業所の屋根に太陽光発電システムの導入を進めている。今夏は、特に関西電力管内で電力供給量が不足する可能性が高い。政府からの節電要望も厳しいものになると予想される。

 このような見通しから、ノーリツは関西電力管内に優先的に太陽光発電システムを導入することで、節電要望に対応する体制を作っている。昨年は8月までに東京電力管内の2事業所に太陽光発電システムを導入したが、昨年の10月からは関西電力管内の4事業所にシステムを導入した。

 今後はさらに5つの事業所に太陽光発電システムを導入する計画を立てている。2012年の8月までに、関西電力管内の3事業所、東京電力管内の1事業所、九州電力管内の1事業所に導入する計画だ(図1)。同社は2012年に設置を予定している太陽光発電システムの効果も合わせて、年間およそ90万kWhの電力を節約できると見込んでいる。

schedule 図1 2011年以降にノーリツが太陽光発電システムを設置してきた事業所と、今後設置する予定の事業所

関連キーワード

蓄電・発電機器


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.