8月28日(火)−全国的に供給不足、東北の需給率が93%突破全国でんき予報2012夏

厳しい残暑が続き、各社の電力需給率予測は相変わらず高めの値になっている。全国6地域で需給率が90%を超えそうだ。全国的に最大需要電力予想値は前日と比較してやや上昇している。一方、最大供給電力は3社を除いて微減となっている。

» 2012年08月27日 18時30分 公開
[スマートジャパン]

 28日(火)の最大需要電力を前日と比較すると、5社が減少、4社が増加と予想している。具体的には、東京が60万kW減の4990万kW、中部が30万kW減の2360万kW、中国が50万kW減の1000万kW、四国が5万kW減の485万kW、九州が40万kW減の1410万kWとしている。一方、関西は60万kW増の2600万kWと、やや大きく増加すると見ている。ほかの3社は微増と予想している。

 最大供給電力を引き上げるのは4社。北陸が12万kW増の563万kW、関西が115万kW増の2970万kW、四国が1万kW増の571万kW、九州が11万kW増の1554万kWとしている。他の5社はいずれも微減とする予定だ。最大需要電力と見比べると、全国的に供給不足となっていることが分かる。

 この結果、需給率は全国6地域で90%を超える。特に需給率が高くなるのは北海道、東北、北陸。東北で需給率が93%を突破するほか、北陸では92%を超える。

8月28日の電力需給予測。各電力会社がWebサイトに掲載したデータから

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