8月29日(水)−供給不足が続き、4地域で需給率が90%突破全国でんき予報2012夏

各社の電力需給率予測を見ると、2社を除く全社が前日に比べて減少すると予想している。しかし、最大供給電力を見ると大きく上積みするところはなく、全体的に供給不足気味な状況は続く。4地域で需給率が90%を超える見通しだ。

» 2012年08月28日 20時00分 公開
[スマートジャパン]

 29日(水)の最大需要電力を前日と比較すると、北陸が変化なしで520万kW、中国が30万kW増で1030万kWとしているほかは、全社が減少すると予測している。特に大きく減少すると予想しているのが東京、関西、九州。東京は70万kW減の4920万kW、関西は60万kW減の2540万kW、九州は50万kW減の1360万kWと予想している。ほかの4社は微減の予想だ。

 最大供給電力を見ると、前日に需給率93.2%という予想を出した東北が19万kW上積みして1467万kWとするほか、北海道、北陸、中国が微増させる。一方、東京、中部、関西、四国、九州の4社は最大供給電力を減少させる。

 最大需要電力が減少傾向にあるにもかかわらず、最大供給電力が不足気味という状況は変わらない。前日に需給率90.6%という予報を出していた中部は35万kW下げる。中部は最大需要電力を40万kW減と予想している。この結果、中部の需給率は90.2%に達する。

 最大需要電力は前日と変わらず、最大供給電力を7万kW増加させるとしている北陸では、需給率が91.2%に達する見込み。このほか、東北、東京で需給率が90%を超える。

8月29日の電力需給予測。各電力会社がWebサイトに掲載したデータから

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