8月30日(木)−供給減により、東京の需給率が92%突破全国でんき予報2012夏

各社の電力需給率予測を見ると、前日に引き続き減少傾向にある。しかし、最大供給電力もなかなか上がらず、供給不足気味な状況は続く。東京で需給率が92%を超えるほか、3地域で需給率が90%を突破する。

» 2012年08月29日 21時00分 公開
[スマートジャパン]

 30日(木)の最大需要電力は、北海道が前日比18万kW増の463万kW、東京が40万kW増の5010万kW、四国が20万kW増の500万kW、九州が40万kW増の1380万kWとしている一方、ほかの5社は減少すると予測している。特に大きく減少すると予想しているのが関西。関西は70万kW減の2470万kWと予想している。ほかの4社は微減の予想だ。

 最大供給電力を見ると、北海道、中国、四国、九州が前日よりも上昇させる。需給率が90%を超えることが多かった九州の上昇幅が大きく、95万kW上積みして1616万kWとする。この結果、九州の需給率は85.4%まで下がる。

 一方、東北、東京、中部、北陸、関西の5社は最大供給電力を下げる。特に東京は62万kW減の5429万kW、北陸は14万kW減の549万kW、関西は76万kW減の2848万kWと大きく減らす。ほかの2社は微減の予定だ。

 最大需要電力が上昇すると予想しているにもかかわらず、最大供給電力を大きく減少させた結果、東京の需給率が92.3%に達する。さらに、北海道、中部、北陸の需給率が90%を超える。

8月30日の電力需給予測。各電力会社がWebサイトに掲載したデータから

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