各社の電力需給率予測を見ると、東京が大きく減少という予報を出しているが、他社を見るとやや増加気味。一方、最大供給電力を見ると関西が大きく増やすほか、4社が引き上げる。しかし、東北と北陸の需給率は92%寸前まで上がる。
31日(金)の最大需要電力は、東北が前日比20万kW増の1330万kW、中部が70万kW増の2390万kW、関西が80万kW増の2550万kWとしている一方、北海道、東京、中国、九州の4社が減少すると予想している。特に東京は、120万kW減の4890万kWと大きく減少すると予想している。北陸と四国は前日と変わらないという予想を出している。
最大供給電力を見ると、東京、中部、関西、四国、九州が前日よりも引き上げる。特に関西は、149万kW増の2997万kWと大きく積み増す。一方、東北、北陸、中国は最大供給電力を引き下げる。
この結果、東北と北陸の需給率が91.9%に達する。最大需要電力を引き上げられなかった結果だ。さらに、東京と中部の需給率が90%を超える。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.