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» 2015年04月02日 15時30分 UPDATE

蓄電・発電機器:長期保管に向く家庭用発電機、カセットボンベで850W

非常時に備えて家庭で発電機と燃料をセットにして長期間保管したい。このような使い方に向いた可搬型の製品が登場した。ヤマハモーターパワープロダクツが2015年4月に発売したカセットボンベを燃料に用いる可搬型の発電機である。

[畑陽一郎,スマートジャパン]

 ヤマハモーターパワープロダクツは、2015年4月1日にカセットボンベを燃料に用いる可搬型の「ヤマハインバーター発電機『EF900iSGB』」を発売した(図1)。価格は14万400円(税込)。

 市販のカセットボンベ2本(500g)を用い、0.85kVA(850W)の電力を連続して約1時間供給できる*1)。非常用電源や趣味、レジャー用途に向くという。

*1) LPG(ブタンガス)を用いるため、使用可能外気温は10〜40度。

yh20150402Yamaha_front_590px.jpg 図1 カセットボンベ発電機「EF900iSGB」の外観(クリックで拡大) 出典:ヤマハモーターパワープロダクツ

 「東日本大震災以降、非常用の小型発電機の需要が伸びている。家庭で備えるのであれば、発電機の燃料はガソリンよりもガスが向いていると考え、当社初のカセットボンベ発電機を販売した。ガソリンは携行缶に蓄えたとしても約1年ごとに交換する必要があり、蓄えられる量も少ない。カセットボンベは少なくとも6〜7年保管できる」(ヤマハモーターパワープロダクツ)。

 カセットボンベであれば、長期間の備蓄が容易*2)で、燃料のにおいや汚れとも無関係であり、取り回しに優れているという主張だ。

 利用時にカセットをセット(図2)し、単純な動作で即座に発電が始まることもメリットだという。図1の左中央にある黒い持ち手を引くことで起動する(リコイルスターター)。

*2) この他、0.4Lのエンジンオイルが必要。100時間ごとに交換する。

yh20150402Yamaha_cassette_590px.jpg 図2 カセットボンベを取り付けたところ 出典:ヤマハモーターパワープロダクツ

 交流と直流の2つを切り替えて出力できる。インバーターを利用して交流を得ているため、家庭用電源と同等の品質であり、家電や工具の他、スマートホンやPCも接続できる。本体に100Vコンセントを2つ備えた。直流出力(12V、8.3A)は自動車のバッテリーの充電に用いる。

 寸法は幅400mm、奥行き330mm、高さ390mm。重量は燃料やエンジンオイルを除き、22kg。4サイクルOHVエンジンで多極回転界磁界形発電機を動かす。動作時の騒音は91dB(LwA 3/4負荷時)。

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