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» 2015年11月26日 15時00分 UPDATE

太陽光:使い勝手の良さが光る「ミドルソーラー」、パッケージ化でより導入しやすく

設備容量が小さく、設置しやすい「ミドルソーラー」に注目が集まっている。NTTファシリティーズではこのミドルソーラー向けに、架台、ソーラーパネル、PCS(パワーコンディショナー)、受電設備など主要物品を組み合わせたパッケージ商品の販売を開始する。

[長町基,スマートジャパン]

 設備容量が1MW(メガワット)までの「ミドルソーラー」に注目が集まっている。集合住宅の屋根や農地などの比較的狭いスペースを活用できる点や、契約から売電開始までを短期間で行えるなどのメリットがあるからだ。太陽光発電関連のソリューションを展開するNTTファシリティーズでは、こうした背景からさらなる導入拡大が進むと見込まれるミドルソーラー向けに、架台、ソーラーパネル、PCS(パワーコンディショナー)、受電設備など主要物品を組み合わせたパッケージ商品を販売する(図1)。

rk_151125_ntt01.jpg 図1 ミドルソーラー向けパッケージの構成 出典:NTTファシリティーズ

 同パッケージで採用しているユニット架台「FIT SOLAR」は列数が組み合わせ自由で、敷地形状に合わせて太陽電池パネルを効率的に配置することができる。また、小容量PCS(25kW、キロワット)の台数により、PCSの合計容量をキメ細かく調整できるなどフレキシブル性にも優れ、敷地の有効面積の最大限活用したミドルソーラーの構築が行えるという。

 屋外仕様の小容量PCSを利用するため、空調設備や接続箱が不要となり、構成物品の少ないミドルソーラーを実現できる。これにより従来に比べて構築費を約1割低減(同社比、太陽電池容量300kWのものと比較した場合)できるなど、低コスト化が図れる。さらに25kWのPCSに適した監視計測装置、受電設備をあらかじめ選定してパッケージ化しているため、利用者は設置場所に合わせて構成数の変更を行うだけでいい。また同社がワンストップで主要物品を提供するため、利用者は複数の相手先から調達を行う必要がなくなり、設計・調達を簡略化できる。

 PCSのピーク効率は98.7%で、夜間運転時の電力消費も1W(ワット)未満と小さく、余分な電力を購入せずに運用できるなど、高い収益性の確保にもつながるとしている。この他、利用者の条件に合わせた容量単位のカスタマイズにも対応する。設備認定を取得済みで太陽電池パネルを変更できない場合には、PCS、監視計測装置、受電設備のみを組み合わせて提供する。各商品の単体販売も可能だ。

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