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» 2017年11月24日 11時00分 公開

自然エネルギー:太陽光発電と農業を両立、静岡県でソーラーシェアリング

多摩川ホールディングスが静岡県島田市で、ソーラーシェアリング事業に着手。出力406kWの太陽光発電システムを利用し、発電事業と農業の両立を図る。

[長町基,ITmedia]

 再生可能エネルギー事業の開発・運営等を行う多摩川ホールディングス(東京都港区)はこのほど開催した取締役会でソーラーシェアリング事業の事業用地の確保に関して、静岡県島田市の土地所有者と区分地上権設定契約を締結する事案を決議したと発表した。

 ソーラーシェアリングは、農地を活用して太陽光発電事業を行うもので、支柱を立て太陽光パネルを設置し、その下では農業を行う。農業と発電で太陽光をシェアすることからソーラーシェアリング、または営農型発電事業と呼ばれている。このようなソーラーシェアリングは、営農収入と太陽光発電の売電収入の両立により事業性を高め、営農を継続的に実現することができる新たな仕組みであり、農業従事者の減少や全国で増加している耕作放棄地の再生といった課題解決に大きく貢献する取り組みとして期待されている。

 賃借する土地は広さ4626平方メートル。設置する太陽光発電設備の出力は約406kWで、21年間の区分地上権設定契約を結ぶ。今後、ソーラーシェアリング事業の開発に必要な許認可を正式に取得した後に太陽光発電所の建設を開始する予定。現在の計画では2018年3月下旬頃に設備が完成し、本格的な売電開始時期は翌期以降となる見込み。

 多摩川ホールディングスでは太陽光発電所の売買や小型風力発電、地熱発電の開発・運営を主な事業とする多摩川エナジー、発電所を運営するGPエナジーといった子会社を設立しており、グループ全体で地域の特性を生かし、地域に密着した再生可能エネルギー発電所の開発を加速させる計画だ。

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