サイバーエージェントは4月3日、社内クリエイター向けに「画像生成AIガイドライン」を策定したことを発表した。クリエイティブ部門の役員や法務部門、システムセキュリティ部門などのメンバーが策定し、社内では2月から適用中。オウンドメディア「CyberAgent Way」では、策定に至った経緯などを明かしている。
ガイドラインで挙げている禁止事項や注意点、順守事項などは以下の通り。
同社はガイドライン策定の経緯について「生成AIでの画像生成は、現行法ではさまざまな解釈が可能で、国としてのスタンスも明確ではない。ただ、全てが整備されてから画像生成AIの活用方法を検討するようでは、会社としてあまりに負のインパクトが大きいと考えた」とし「法整備後に正式なスタートダッシュを切れるよう、現時点で会社が安全であると定めた範囲内での利用を促すべく、策定した」と説明している。
社内での画像生成AIの利用フローには、理解度テストを設けて合格しなければ利用できない仕組みを構築している。また現時点では主に、素材画像の生成での利用を想定。従来は画像素材サービスなどで探していたが、「Adobe Firefly」などの商用利用できる画像データを生成するサービスの利用による作業効率化を検討している。
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