Googleは8月13日(現地時間)、自社イベント「Made by Google」の中で、同社のマルチモーダル生成AI「Gemini」をAndroidスマートフォン「Pixel 9」シリーズの端末内で実行できるようにすると発表した。
実行可能となるモデルは、Geminiの中でも軽量な「Gemini Nano」。クラウド上での処理でも安全性に問題ないとしつつ、中でも電話内容の要約や暗号化されたテキストメッセージの処理など、最もプライベートな情報についてはGemini Nanoを端末内で実行することで、クラウドにデータを送らずにAI処理が可能になるという。
Gemini Nanoは、テキストの他に音声や画像も扱えるマルチモーダル大規模言語モデル。「Pixel 8 Pro」でも端末内でGemini Nanoの実行が可能だったが、テキストのみでマルチモーダルには対応していなかった。日本語対応は現時点で不明。
【追記:2024年8月14日午前3時 詳細を追記しました】
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