画像生成AIを手掛ける米Midjourneyは10月24日(現地時間)、AIによる画像編集機能の提供を始めた。ユーザーは自分の画像をアップロードし、要素を加えたり、拡張したりできる。まずは一部ユーザーに先行提供する。
新機能では、加工したい部分を選択し、プロンプトを入力して要素を加えたり、画像そのものを拡張したりできる。例として、ビル群の画像に空飛ぶくじらを加えた比較画像や、写真の犬に服や帽子を被せる様子、家具の色や雰囲気を変える様子を描いた動画も公開している。
Midjourneyの既存機能も一部利用可能。過去に出力した画像を基に、モデルを個人に最適化する機能や、画像をプロンプト代わりにする機能も使えるという。ただしあまりにも小さい場所を指定しての修正や、元画像からかけはなれた加工をする場合、リクエスト通りにならない可能性もあるとしている。
同日には、画像全体の雰囲気を変更できる編集機能も公開。サンプルとして、彫像の写真を版画や古い写真風に変更する様子の動画などを公開している。各機能はまず、これまでMidjourneyのサービスで1万枚の画像を生成したユーザー、過去12カ月間有料プランを利用し続けていているユーザー、年間契約しているユーザーを対象に提供する。
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