AIに作品を学習されたくない場合の対応は? “クリエイター向け”に生成AIと知的財産について解説 内閣府(1/2 ページ)
AIに作品を学習されたくない場合の対応とは?──内閣府は11月15日、生成AIと知的財産に関するクリエイター向け資料を公開した。政府が主催する「AI時代の知的財産権検討会」で有識者などの検討内容を権利者の視点から全43ページにまとめ直したもの。自分の作品をAIに学習されないようにための対応や、AIと知的財産権に関する法的ルールなどを紹介している。
例えば、AI学習用にデータを提供したくない場合に使える技術的な対応として、画像に特殊な処理を施して学習を妨害するといった方法を紹介している。画像にノイズを加えることで、AI学習における画像認識をできなくする技術だというが、留意点として「業務妨害を引き起こすことを目的とした悪質な妨害行為については、刑事罰の対象となる可能性もある」と指摘している。
他にも、自動収集プログラム(クローラ)によるデータ収集を拒絶する技術も紹介している。例えば、コンテンツをクローラに収集されないように制御するファイル「robots.txt」を所定のWebサイト上に設定したり、ペイウォールなどによってアクセスを制限したりするといった方法を挙げている。
一方、積極的にAI学習用にデータを提供したい場合についても言及しており、学習用データを有償で提供するといった方法を紹介している。
また、知的財産権に関わる、著作権法や特許法、意匠法などについても説明している。各法律の目的や保護の対象などを図解している。生成AIとの権利侵害との関係についても記載しており、どのような場合に権利侵害となるのかなど、その法律における判断基準にも触れながら解説している。
なお資料について、内閣府は「法的な拘束力を有するものではなく、公表時点における考え方の一例を示すにとどまる」と説明している。確定的なものではないことから、「判断に迷う際は法律の専門家に相談を行ってからAIを活用してほしい」としている。
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