米OpenAIは12月5日(現地時間)、ChatGPTの新たな有料プラン「ChatGPT Pro」を発表した。同時に発表した、同社の最高性能のAIモデル「OpenAI o1」を含む全AIモデルやツールを無制限で利用できるプラン。価格は月額200ドル(1ドル=150円換算で3万円)で利用可能だ。
o1についてはこれまで、コーディングタスクに特化した「o1-mini」とプレビュー版「o1-preview」を提供していたが、ChatGPT Proでは新たに「o1 pro mode」というバージョンも用意する。これは、より高度な思考を行って難問に対して優れた回答を提供する、より多くの計算能力を使うバージョンだという。将来的にはさらに高度な機能を追加する予定とも明かしている。
外部の専門家によるo1 pro modeの評価では、特にデータサイエンスやプログラミング、裁判例の分析などで高いスコアを記録したという。またo1とo1-previewとの比較では、数学や科学、コーディング分野でより高い性能を示した。なお、o1 pro modeは回答の生成には時間がかかるという。
この他に、ChatGPT ProでアクセスできるAIモデルやツールは「GPT-4o」「Advanced Voice」などもある。
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