米Googleは4月2日(現地時間)、AI搭載のリサーチアシスタント「NotebookLM」に、ソースとしてWeb上の関連情報を追加できる新機能「ウェブからソースを検索」を追加したと発表した。同日から順次ロールアウトされ、数週間以内にすべてのユーザーが利用可能になる予定だ。
これまでNotebookLMでは、ユーザーが手動でドキュメントやWebページなどのソースをアップロードする必要があったが、この新機能により、テーマを入力するだけで、NotebookLMがWeb上から関連性の高い情報を自動的に探し出し、概要とともに提案する。
利用するには、ノートブックの「ソースを追加」パネル右上の「ウェブからソースを検索」をクリックし、テーマを入力して検索するだけだ。
数秒で「数百ものWebソースを分析」し、入力したトピックとの関連性が高いと判断された最大10件のソースが概要付きで提示される。ユーザーは、ソースの右端の■をクリックして必要なソースを選び、自分のノートブックに追加できる。
追加されたソースは、従来のNotebookLMの機能と連携して活用できる。
また、NotebookLMを初めて利用するユーザー向けに、「I'm Feeling Curious」(日本では「興味がある」)ボタンも搭載された。これをクリックすると、ランダムなトピックに関するソースが表示され、ソース発見エージェントの動作を体験できる。
筆者の場合は、「ブレインマッピングに関するさまざまな側面を捉え、脳科学から思考整理まで、その多様な応用と最新の研究動向を紹介します。」「船舶職員の階級制度と職務、資格要件に関する情報を幅広く集め、海運業界の構造を理解する一助となるでしょう。」などのトピックが表示された。
この「ウェブからソースを検索」機能は、「Gemini」によって実現されている。Googleは、今回の機能追加は、「今後リリースするNotebookLMの一連のGeminiを活用した機能の第一弾」としている。
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