中国ByteDanceが2月10日(現地時間)までに発表した動画生成AIの新モデル「Seedance 2.0」がSNS上で物議を醸している。一貫性のある映像を出力しやすいとうたう同モデルだが、XやTikTokではSeedance 2.0で生成したという、日本のIPの映像が続出。中には「高市首相vs.ウルトラマン」「孫悟空vs.ドラえもん」といった動画もあり、米OpenAIの動画生成AI「Sora 2」と同様に物議を醸している。
Seedance 2.0は同社が2025年12月に発表した「Seedance 1.5 Pro」の後継モデル。音声・画像・動画・テキストを基に最大15秒の動画を生成できる。画像は最大9枚、動画と音声は最大3点を同時に入力可能。それぞれ組み合わせての入力も可能で、例えば最初のフレームだけを画像で指定して以降は動画を参照させたり、2つの動画を入力し、そのつなぎ方をテキストで指定したりといった指示も可能だ。
特にキャラクターの表情や映像の質感の一貫性、プロンプトや参考動画に対するカメラワークの追従性に優れるといい、12日(日本時間)時点で、ByteDanceのAIサービス「Jimeng」のユーザー向けに順次提供している。なお、Jimengの利用には中国の電話番号が必要になる。
XやTikTokでも、10日ごろからSeedance 2.0で生成したとする動画の投稿が続出。特に注目を浴びているのは、高市早苗首相とウルトラマンを戦わせるアクションシーン風の映像や、ドラゴンボールの孫悟空とドラえもんを戦わせるアニメーション、「葬送のフリーレン」のキャラクターたちが釣りをする映像などだ。
いずれも“元ネタ”にかなり近い質感の映像で、中には数千〜数万のいいねを集めるものも。一方でSora 2登場時と同様、日本のIPのキャラクターを出力できる点が物議を醸している。特に高市首相とウルトラマンを戦わせる映像は、衆議院選挙の直後ということも影響してか反発意見が多い様子だ。
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