米Googleは4月8日(現地時間)、思考するAI「Gemini 2.5 Pro(Exprimental)」でリサーチアシスタント「Deep Research」を利用できるようにしたと発表した。「Gemini Advanced」ユーザーが対象だ。
昨年末に発表されたDeep Researchは、「Googleの最もインテリジェントなモデルにより、リサーチプロセスのあらゆるステップで優れた性能を発揮する」リサーチアシスタント。こうしたリサーチアシスタントは米OpenAIやPerplexityも提供している。
Googleは、GoogleとOpenAIのそれぞれのDeep Researchで、“人間の評価者”がどちらを好むかを比較評価した結果を画像で示した。様々な種類の質問(専門的な質問、学術的な質問、業界調査、個人的な質問、旅行、買い物など)に対して、人間がどちらのAIの回答をより好んだかの割合を、いくつかの評価項目(全体、指示への追従性、包括性、完全性、文章の質)ごとに比較したものだ。すべての項目でGoogleのDeep ResearchがOpenAIのそれを上回っている。この画像には、評価した人数や評価者の選択方法については明示されていない。
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