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Microsoft、AIモデル「Grok」導入か イーロン・マスク氏率いるxAIと協議 米報道

» 2025年05月02日 15時34分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftが、イーロン・マスク氏率いる米xAIが開発したAIモデル「Grok」の導入に向けて動いていると、テクノロジーメディアの米The Vergeが5月2日(現地時間)に報じた。Microsoftのクラウドサービス「Azure」で、Grokを利用できるようにするという。

Microsoft、AIモデル「Grok」導入か

 報道によると、MicrosoftはAzureでのGrokの提供に向け、ここ数週間xAIと協議を重ねてきたという。提供が実現すれば、AzureのAI開発プラットフォーム「Azure AI Foundry」を通じて展開。ユーザーはGrokを活用した開発が可能になり、Microsoftも自社アプリやサービスにGrokを使えるようになるという。

AI開発プラットフォーム「Azure AI Foundry」(画像は公式サイトより引用

 なおGrokの提供をMicrosoftが独占するのか、米Amazonなどの競合も同AIモデルを提供できるようになるかは不明としている。

 Azure AI Foundryでは、米OpenAIや中国DeepSeekなどのAIモデルを利用できる。OpenAIのサム・アルトマンCEOと、イーロン・マスク氏はX上で口論を交わすなど、対立関係にあることで知られる。このため報道では、MicrosoftのGrok導入の動きについて「MicrosoftのパートナーであるOpenAIとの緊張をさらに高める可能性がある」と指摘している。

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