グッドスマイルカンパニーは5月13日、人気フィギュアシリーズ「ねんどろいど」の面相パーツ(顔パーツ)の検査に、外観検査AI「MENOU」(同名のベンチャー企業が提供)を導入したと発表した。精度は目視と同等(99.2%)に向上できたという。
フィギュアのニーズは世界で急増しており、注文から顧客の手元に届くまで半年か〜1年ほどかかかるという。主力工場は中国にあるケースが多く、品質コントロールも課題になっている。
品質検査にAIを活用することで、検査の効率化と品質管理の強化を図る。目視によるバラつきも抑え、検査基準も統一できると期待している。今後さらなる精度向上を目指しつつ、さまざまな種類の面相パーツで活用していく予定だ。
「MENOU」はノーコードで構築できるAI。AIに加えてルールベースライクな定量化や閾値設定も可能で、検査基準を一定にできるという。
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