米Anthropicは2月7日(現地時間)、5日に発表した高度な推論とコーディング能力を備えた「Claude Opus 4.6」のfast mode(高速モード)を発表した。Opus 4.6を速度優先のAPI設定で動かすリサーチプレビューとしての提供で、品質と能力は同一のまま応答レイテンシを下げる代わりに、トークン単価が上がるというものだ。
コマンドラインツール「Claude Code」のサブスクリプション(Pro/Max/Team/Enterprise)および「Claude Console」で利用でき、Team/Enterpriseプランでは、管理者がコンソール上で明示的に有効化する必要がある。
GitHubが提供する「GitHub Copilot」のパブリックプレビューとしても公開された。GitHub Copilotユーザーは、VS Code内のモデルセレクターから同モードを選択することで、既存のワークフローに組み込める。
標準的なOpus 4.6と比較して出力トークンの生成速度が最大2.5倍にまで引き上げられる。一方で、このパフォーマンス向上を実現するために計算リソースを重点的に投入していることから、利用料金は標準モードの6倍に設定された。また、会話のコンテキストの長さが20万トークンを超えると、さらに高いプレミアム料金が適用される仕組みだ。開発者は、コスト効率を優先するバッチ処理などは標準モードで行い、即時性が求められる対話的なデバッグや反復的なコーディング作業には高速モードを選択するといった柔軟な使い分けが可能になる。
なお、早期導入特典として、2月16日までは全プランを対象に、高速モードの利用料金を50%割引するキャンペーンが実施されている。現時点では、Amazon BedrockやGoogle Vertex AIなどの外部クラウドプラットフォーム経由での提供は行われておらず、AnthropicのツールまたはGitHub Copilotを通じてのみアクセス可能だ。
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