米Googleは5月20日(現地時間)、AIモデル「Gemini 2.5 Pro」向けの新機能「Deep Think」を発表した。Geminiの高度な思考モードで、非常に複雑な数学やコーディングに対応できるように設計したもの。その性能は、各ベンチマークで米OpenAIのAIモデル「o3」と「o4-mini」を上回っている。
Deep Thinkでは、応答する前に複数の仮説を検討できるようになる。これにより数学やコーディング、マルチモーダルの3つの分野で、従来のGemini 2.5 Proを含むトップモデルを上回るベンチマークスコアを記録したとしている。
このような最先端の技術であることから他の機能よりも時間をかけて安全性評価を実施しており、現在は専門家に意見を求めている段階という。今後は一般提供の前にGemini APIを通じてテスターに提供していく。
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